きをつけて、ブルーノ!

きをつけて、ブルーノ!
【協賛企画】
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 ブルーノの両親は、幼いブルーノに何かあっては大変といつも必死で、口癖は「きをつけて、ブルーノ!」だ。

 風邪をひかないように、事故に遭わないように、けがをしないようにと常に先回りしてブルーノを守る。

 公園に連れて行くときにはブルーノをマフラー2枚、帽子3つ、手袋4つでぐるぐる巻きにする。公園に着くとブルーノは全てを脱ぎ捨てて滑り台に駆け上がるのもつかの間、肘当てにシートベルトまで付けられて滑り台を降りることができない。「マーマ、パーパ!ほかの子みたいにあそばせてよ」。ブルーノの叫びを聞き、両親はようやくやり過ぎていたと気付く。

 子を想うあまり過剰に守ろうとする両親の姿はほほ笑ましくもあり、笑ってしまう。親子で読んでその描写を楽しんでもらいたい。

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