最終回で取り上げる絵本が、『いわたくんちのおばあちゃん』と『おこりじぞう』である。 『いわたくんちのおばあちゃん』に登場するおばあちゃんは、写真が嫌いである。なぜかと思った「ぼく」に、お母さんが「ちづ子おばあちゃん」が受けた被爆の体験を話してくれた。
今回取り上げる『トビウオのぼうやはびょうきです』は、1954年にアメリカがビキニ環礁で行った水爆実験を題材にした、いぬいとみこの童話作品である。アニメや紙芝居にもなっている。
杉原千畝の物語は、道徳や国語、社会科教科書で取り上げられており、多くの人に知られている。諸事情で国を追われたユダヤ人やいろいろな人々に、ビザを発給し続けた外交官・杉原千畝の実話である。
今回はアンネ・フランクの日記とともに、野村路子『15000人のアンネ・フランク-テレジン収容所に残された4000枚の絵』(径書房、1992)を取り上げ、アンネだけでなく、多くの子どもがナチスによるユダヤ人政策の犠牲になったことを取り上げる。
本連載で取り上げる物語の多くは母、女性に関連したものである。今回紹介する物語『夏服の少女たち』も、旧広島県立広島第一高等女学校(現広島県立広島皆実高校)の生徒たちの8月6日を描いたアニメである。この物語は若い女性や少女、その題名の通り、夏服の少女たちに焦点を当てている。それとともに、原爆でボロボロに燃えた少女の夏服を今なお形見として守り続けている年老いた母親を描いている。
戦争は人だけではなく、動物、植物にも影響を及ぼす。そこに生きているもの全てに作用する。それも人を含む生物全体、生態にマイナス(負)的に働き、悪影響を及ぼす。
今回取り上げる青い目の人形物語も、社会科や道徳の教科書で取り上げられているので学んだ方もおられるだろう。....
第3回の主題は広島の被爆とその回復に努力した人々の奮闘物語である。被爆は、広島市とその周辺の地域生活を一挙に壊滅させた。第1回で取り上げた『はだしのゲン』の主人公・元は偶然、塀の陰にいたことで助かり、一人で生きていった。このような一人一人の物語とともに、地域の生活にとって不可欠なものの事例として水道と電車を取り上げる。
第2回以降は平和教育の広さを表している作品を取り上げ、戦争と平和の関係とともに、戦争についてあれこれと考えを深め、探究したい。
本連載では、皆さまと共に平和の多様性について考えたい。そのために小学生や中学生がよく読む本や漫画などを事例にしたい。 第1回のテーマは「戦争と平和」である。日本の誰もが思い浮かべることは、1930年代後半~45年8月の太平洋戦争である。また、現在ウクライナなどで行われている戦争である。
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