中国人の日本移住が目に見えて増えたのは、体感的には15年ほど前です。それまでは、日本に留学しても、卒業後に帰国する人が大半でした。
私の息子は中国の最初の1年を私立学校の「学前班」で過ごしました。小中高の一貫校だったこの学校は生徒の海外進学を目指しており、小学5年生までに小学校の勉強を終わらせ、6年生からは英語で授業を行います。
これまで紹介した通り、中国の大学入試は一発勝負ですが、受験生が所属する地域によって同じ大学でも合格最低ラインが違います。中国の大学で教員をしていたとき、入学後の自己紹介で「私は河北省出身です」とアピールする新入生が多いことに気付きました。
前回に続いて、中国の大学入試について紹介します。 試験前日から当日にかけては、国中で決起集会が開かれます。赤い衣服に身を包んだ保護者集団が垂れ幕を手に声援を送ったり、試験を終えて会場から出てきた受験生を消防車の放水でねぎらったり、スポーツの大会のような熱気むんむんの雰囲気が伝わる画像がSNSに多数投稿されています。
6月の7~9日に、中国では大学統一入試「高考(ガオカオ)」が実施されました。日本でも報道されるので、中国の大学入試が「国にとっての一大イベント」であることはかなり知られるようになりました。
中国には「教師の日」というものがあります。毎年9月10日、祝日にはなりませんが「母の日」並みの認知度で、私が勤めていた大学では午後も授業があるのに教員食堂でビールが振る舞われていました。
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