教師の一言が子供の心を深く傷つけてしまうことがあります。あなたが子供への禁句としている例を3つ挙げてください。
幾つかありますが、私は次の言葉を挙げます。1つ目は「こんなことも知らないのか」、次は「のろま、デブ、ブス」、そして「へー、君にしては上出来だ」の3つです。
1つ目の「こんなことも知らないのか」のようなその子の人格や能力を否定する言葉は子供の心を深く傷つけてしまいます。2つ目の「のろま、デブ、ブス」のような身体面について否定する言葉は傷つける上にいじめの原因にもなります。3つ目の「へー、君にしては上出来だね」は、子供は馬鹿にされているようで反感を持ってしまいます。その子だけでなく教室に教師不信が広がります。
取り上げた言葉とその理由が短くまとめられています。教師にとっては何気ない一言も、子供の心には強く突き刺さるような痛みとなって残ります。その子の心の傷となるばかりでなく、いじめ行動や不登校の引き金となってしまうこともあります。この他にも「家族や家庭を否定する言葉」「兄弟(姉妹)と比較して劣等感を感じさせる言葉」「他の子供や学級と比較する言葉」など、幾つか禁句を書き出してみるといいです。教師の言葉の重みを子供の立場から見直すよい機会です。
私は子供の頃から先生に注意されたり怒られたりして嫌な思いをした経験があります。よく言われたのは「またか、お前は何度言ったら分かるのだ」です。
また、提出物を忘れたときに「よくそんなに忘れられるものだね」とか、「親の顔が見たいものだ」と言われ教室に笑いが起こりました。子供たちには私のような思いをさせないようにしたいと思います。
自分の経験を生かしているものの、惜しい回答です。少し手を加えるとよくなります。言葉だけで意味付けや理由付けがありません。なぜ教師の言葉として不適切だと考えるのか、あなたの考えを付け加えます。
この問いのように例を挙げる問題では、指定された数だけ答えるのではなく、その例を選んだ意味付けや理由付けを短くまとめて加えると説得力のある回答になります。
ゆ