第6回 ソプラノリコーダー用演奏補助シール ふえピタ

第6回 ソプラノリコーダー用演奏補助シール ふえピタ
【協賛企画】
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 リコーダーが苦手で音楽の授業を憂鬱(ゆううつ)に感じている子は少なくありません。苦手な理由の一つは、リコーダーの表面のつるつるです。穴をふさぎにくく、ふさぎきれずに音が漏れてしまうことがあるからです。手先が器用でない子や目と手の協調運動がうまくいかない子にとって、楽譜を見ながら小さな穴をピタッとふさぐのは至難の業です。

ソプラノリコーダー用演奏補助シール ふえピタ 1,320円(税込) アイディア・パーク
ソプラノリコーダー用演奏補助シール ふえピタ 1,320円(税込) アイディア・パーク

 「ソプラノリコーダー用演奏補助シール ふえピタ」は、リコーダーが苦手で音楽の授業が嫌いになった息子のために、母親が開発しました。特殊な素材の半透明のシールです。シールを貼ることで指がリコーダーにフィットし、穴をふさぐことができるようになります。

特殊な素材の半透明のシールで、指がリコーダーにフィットする
特殊な素材の半透明のシールで、指がリコーダーにフィットする

 ある特別支援学校の先生から、リコーダーにまつわるこんな話を聞きました。その先生は、特別支援教育コーディネーターとして学校を巡回しています。巡回先の小学校での出来事です。秋の音楽会に向けてリコーダーの練習をしていたところ、リコーダーの穴をふさぎきれずに音が漏れてしまう子もいましたが、それでもなんとか練習をして本番の日を迎えました。巡回の一環として舞台袖で子どもたちの演奏を見守っていた先生は、一瞬目を疑ったと言います。

 音が漏れてしまう子のリコーダーの穴が、テープでふさがれていたのでした。あれだけ一生懸命に練習していたのに、本番では音を出すことが許されなかったわけです。練習した子の気持ちを思うと、やるせなくなってしまいます。

 学校の行事です。プロの演奏会というわけではありません。多少の音漏れがあったとしてもご愛嬌では済まされないのでしょうか。もっとも先生にも言い分があるかもしれませんし、本番で音を外すと周りの子から責められる可能性を考えたとも推察できます。だとしても、本番で演奏させてもらえないのは悲しいことです。

 リコーダーの使いづらさだけで、音楽の授業が嫌いになってしまうのはもったいない話です。リコーダーが苦手という子に、ふえピタを勧めてみてください。ソプラノリコーダー用として販売されていますが、メーカーに聞くとアルトリコーダーでも使えるそうです。よりピタッとさせたい場合は、小指があたる小さい2つの穴をパンチで一つにすることを勧めているとのことです。

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