第4回 心理的安全性AWARDシルバーリングの受賞

第4回 心理的安全性AWARDシルバーリングの受賞
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 前回は、「昨今の学級経営を巡る現状と課題」について考えました。今回は、「心理的安全性AWARD2023および2024シルバーリング受賞の経緯」について述べていきます。

 私は2年ほど前からX(旧Twitter)で「天治郎」として発信をしています。今は「心理的安全性」を軸にさまざまな発信をしていますが、開始当時は軸がありませんでした。

 そんな中、ある本と出合いました。その本が、株式会社ZENTechシニアコンサルトである原田将嗣さんの著書『心理的安全性をつくる言葉55』です。ビジネスかいわいで話題となっていた本で、心理的安全性という言葉に興味を持っていたため、すぐに読みました。

 読み終わって、「今まで自分が大切にしてきたことは、心理的安全性というキーワードに集約できそうだ!」と強く感じました。そこから、心理的安全性について学び始めたのです。

 その後、著者である原田さんとXを通じて知り合いました。交流を重ねていく中で、「心理的安全性AWARD2023」にお誘いいただき、実践をまとめてエントリーしました。その結果、シルバーリングを受賞することとなりました。小学校教員の学級経営としては、初の受賞でした。以下、審査委員からのコメントです。

◇ ◇ ◇

 小学校の学級運営において「心理的安全性」を中心に据え、教師への信頼感のもと、子どもの「個性」を認め合い、「挑戦の意欲」を醸成し、子どもたちの可能性を高めている取り組みは感動的です。学校生活でのさまざまなアクション一つ一つに心理的安全性の4因子を組み込み、丁寧な実践で子どもの変化を促している様子は、先生の熱意、子どもへの愛情と信頼によるものだと思います。子どもの心理的安全性の高まりが、親との関係性においてもポジティブに変化していることも注目ポイントです。子どもたち、先生、親が一つのチームとなり、子どもたちの成長に向かっていることが分かる取り組みです。

◇ ◇ ◇

 コメントにもあるように、学級の心理的安全性を高めるのは教師一人ではありません。もちろん「リーダーとしての教師」の役割や責任は大きいですが、子どもたちや保護者の人たちと一緒に高めていくものです。

 先日、「心理的安全性AWARD2024」においても、再びシルバーリングを受賞させていただきました。今後も学校現場に心理的安全性を広めていけるよう、精進してまいります。

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