今回は、2学期にお勧めの語りを低学年(1~3年生)向けと高学年(4~6年生)向けに分けて紹介します。
2学期になって、困っている人を助けてあげる人が増えてきました。皆さんは最近、どんなことで助けてあげましたか?(指名)
落とし物を拾ってあげたり、一緒に遊ぼうと声を掛けてあげたり…いろいろありますね。でも、誰かを助けてあげることよりも難しいことがあります。何でしょう?
それは…
板書:「助けて!」
逆に自分から誰かに「助けて!」と言うことです。
例えば、算数の問題が分からないとき、近くの席の友達に「助けて!」と言えますか?一人で掃除するのが大変な時、同じ掃除場所の友達に「助けて」と言えますか?正直なかなか言えないという人は、手を挙げてください。(挙手)
「恥ずかしいから」とか「できないと思われたくないから」とか、いろんな理由がありますよね。
でも、「助けて」と言えた方が、人はどんどん成長できるんだよ。大人の先生でも、毎日誰かに何かを助けてもらいながら生きるのが当たり前なんだよ。
板書:「助けて!と言えばいいんだよ」
周りには、助けてくれる人がたくさんいます。だから困ったときは、一人で頑張るのでなく、時には誰かに「助けて!」と言える人になろうね。
板書:仲間
2学期には、1学期よりも大きな行事がたくさんあります。仲間と声を掛け合い、助け合うことが大切になってくる時期です。そんな仲間が…
提示:困っている様子のイラスト
こんな様子でいたら、皆さんは何と声を掛けますか?(指名)
「大丈夫?」と声を掛ける人が多いみたいですね。困っている仲間がいたら放っておけない気持ちはすてきです。でもね…
提示:困っている仲間には「大丈夫?」ではなく、「大丈夫○○」
「大丈夫?」と心配するだけでなく、別の言葉で声を掛けられると、さらにすてきです。
提示:困っている仲間には「大丈夫?」ではなく、「大丈夫だよ」
「大丈夫だよ」と優しく声を掛け、助けるのです。
例えば、床にお茶をこぼして困っていたら、「大丈夫だよ」と言って拭く雑巾を渡します。授業中に困っていたら、「大丈夫だよ」と言って一緒に考えます。
行事の多い2学期だからこそ、「大丈夫だよ」と声を掛けられる人を目指しましょう。新しい仲間が増えるかもしれませんよ。
次回は、3学期にお勧めの語りを紹介します。