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皆さんこんにちは。仙台を拠点とする教員採用試験対策専門スクールkei塾主任講師の神谷です。当塾においても、また、私が関わっている大学での指導もリモート対応がメインになりました。4月以降、日々試行錯誤しながら、新しい可能性を探ってきたところです。その中で感じていることは、これまで対面で行ってきたものを、単に置き換えればよいという話ではなく、全く新しい形を追求しなければ、魅力あるコンテンツにはならないということです。学校現場におけるICTの活用も、同じだと思います。「1人1台」の時代に、タブレットやPCを用いて何を行うか、時代の流れを押さえた上で、自分の問題として捉え、どのような可能性があるのかについて考えてみる必要があります。採用試験対策のみならず、今後の教員としての自分の在り方にも関わる課題でもあります。そこで、今回は、政府が進める「GIGAスクール構想」についてチェックしておきたいと思います。
GIGAとは「Global and Innovation Gateway for All」の頭文字を組み合わせたもので、「多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、子供たち一人一人に公正に個別最適化され、資質・能力を一層確実に育成できる教育ICT環境」の実現を目指す取り組みで、1人1台端末の下、これまでの教育実践と最先端のICTのベストミックスにより教師・児童生徒の力を最大限に引き出すこと、とされています。Society5.0時代に求められる能力の育成や、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善に寄与するものとして、期待されています。学校内のネットワーク環境が整備され、1人1台端末が実現すると、できることややれることは無限に広がります。デジタル教科書・教材など良質なデジタルコンテンツが充実し、一人一人の反応の把握による双方向型の授業が実現することで、「一斉学習」のイメージは大きく変わります。また、学習者のログ分析により、「個別学習」が飛躍的に進化します。さらには、それぞれの考えをリアルタイムで共有でき、意見交換をすることも可能で、「協働学習」の可能性も広がりそうです。ハード面だけでなく、コンテンツの開発などのソフト面、学校現場における指導体制の、三位一体の取り組みが、基本的な推進体制です。
GIGAスクール構想は自治体が中心になって進める取り組みです。文科省は各自治体が主体的な取り組みを進めることができるよう、「GIGAスクール構想の実現パッケージ」(2019年12月・文科省)を示すとともに予算措置を講じています。また、各学校現場での取り組みを支援するため、学校現場におけるICT活用に向けた取り組みのノウハウ集ともいうべき、「教育の情報化に関する手引」を公表しました。「第4章 教科等の指導におけるICTの活用」においては、ICTを効果的に活用した学習場面の10の分類例を示すとともに、小学校、中学校、高校については各学校段階における教科等ごとに、特別支援教育については学習上の困難・障害種別ごとに、ICTを活用した効果的な学習活動の例を提示しています。
上述の「実現パッケージ」では、別掲する「目指すべき次世代の学校・教育現場」が示されています。また、リーフレット「GIGAスクール構想の実現へ」においても、今後の学校現場におけるICT活用について示されています。さらに詳細な内容は、「『未来の学び』構築パッケージ」(文科省)にも示されています。こうした内容から、今後の学校や教育の在り方について考えておきましょう。
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