埼玉県教育委員会教職員採用課長 髙津導
【1】求める教師像
埼玉県では、①健康で、明るく、人間性豊かな教師=子供をよく理解し、自らも学び続け、子供との間に温かい人間関係が築ける人②教育に対する情熱と使命感をもつ教師=子供に対する愛情と教育者としての責任をもち、常に子供の立場に立った指導ができる人③幅広い教養と専門的な知識・技能を備えた教師=幅広い教養と専門的な知識・技能を備え、子供にとってわかりやすい指導ができる人を求めています。
【2】選考の特徴及び実施要項の主な変更点
[選考の特徴]
「求める教師像」に合致する方を採用するため、人物重視の採用選考を行っています。
[主な変更点]
- 大学推薦特別選考において、中学校等教員の対象教科を追加しました(美術・家庭)。
- 出願手続きにおいて、一般選考志願者の出願は、インターネット出願のみとしました。
- 特定の資格・実績等による加点制度において、手話通訳士に関する資格による加点を新設しました。
【3】説明会、願書配付及び受付、各試験の日程
教員募集説明会:新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、今年度の説明会は中止いたします。
- 願書配布:3月中旬(予定)。配布場所については、埼玉県教育局教職員採用課のホームページに掲載します。
- 願書受付:インターネット(一般選考):4月4日(月)10:00~5月6日(金)17:00、郵送(特別選考):5月6日(金)消印有効
- 第1次試験:7月10日(日)
- 第2次試験:小学校等教員、中学校等教員、養護教員、栄養教員:8月20日(土)、8月21日(日)(実技試験のみ)、9月10日(土)及び11日(日)のうち指定する1日
- 高等学校等教員、特別支援学校教員:8月7日(日)、8月17日(水)~23日(火)のうち指定する1日(土日は除く)、8月21日(日)(実技試験のみ)
【4】校種別(小学校・中学校・高校・特別支援・養護・栄養)の採用見込数
- 小学校等教員:850人
- 中学校等教員:480人
- 高等学校等教員:330人
- 特別支援学校教員:200人
- 養護教員:55人
- 栄養教員:12人
【5】人物評価の選考観点
「求める教師像」をもとに評価しています。
なお、2021年度実施試験の個人面接(2次試験)では①意欲・情熱、②倫理観、③明朗性・協調性、④理解力・判断力、⑤使命感・経験を評価の観点としました。
【6】受験予定者へのメッセージ
皆さんはなぜ、教員になりたいと思ったのでしょうか。「子供に勉強を教えることにやりがいを感じたから」「自分が教わった先生にあこがれを抱いたから」など、その理由は様々だと思います。教員生活を送るにあたり、教員を目指した理由は、苦しい時の支えとなります。決して忘れることなく、常に心にとめ、教員採用選考試験に臨んでください。
埼玉県教育委員会では、教職員の使命や誇りに関するキャッチフレーズとして、「未来を創る、こどもたち。 未来を育てる、わたしたち。 ~未来への責任~」という埼玉県教職員MOTTOを策定しました。埼玉県で、未来を創るこどもたちを、一緒に育てていきませんか。
皆さんとお会いできる日を楽しみにしております。
2022年度採用選考(2021年実施)について
【7】校種別(小学校・中学校・高校・特別支援・養護・栄養)の受験者数、合格者数、合格倍率
- 小学校等教員:1715人、801人、2.1倍
- 中学校等教員:1884人、497人、3.8倍
- 高等学校等教員:1419人、368人、3.9倍
- 特別支援学校教員:450人、193人、2.3倍
- 養護教員:300人、53人、5.7倍
- 栄養教員:92人、12人、7.7倍
【8】一般選考の試験内容と試験ごとの配点(合格基準点があれば併せて)
- 小学校等教員、養護教員、栄養教員
- 第1次試験:筆答試験(一般教養・教職科目100点、専門分野100点)
- 第2次試験:面接試験190点、論文試験50点
- 中学校等教員
- 第1次試験:筆答試験(一般教養・教職科目100点、専門分野100点)
- 第2次試験:面接試験190点、論文試験50点、実技試験(理科、音楽、美術、保健体育、技術、家庭、英語)50点
- 高等学校等教員、特別支援学校教員
- 第1次試験:筆答試験(一般教養・教職科目100点、専門教科(科目)100点)
- 第2次試験:面接試験250点、論文試験50点、実技試験(保健体育、音楽、美術工芸、書道、英語)50点
【9】論文試験の課題内容(校種別)と指定字数
- 全校種(第2次試験):教育課題等に関する内容についての論述、800字程度。
【10】面接試験(集団討論、模擬授業、場面指導を含む)の実施方法(面接形式、所要時間、実施の流れ、主な質問内容、その他留意点など)
- 小学校等教員、中学校等教員、養護教員、栄養教員(第2次試験)
- 個人面接:質疑応答(場面指導を含む。)
- 集団討論:数人のグループで、当日示されるテーマについての討論
- 高等学校等教員、特別支援学校教員(第2次試験)
- 個人面接:質疑応答
- 集団面接:5人程度の集団で、質疑応答
- 集団討論:数人のグループで、当日示されるテーマについての討論
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