【デスク周りからの「働き方改革」(3)】自分に合うモノを選ぼう(後編)

【デスク周りからの「働き方改革」(3)】自分に合うモノを選ぼう(後編)
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 こんにちは、事務効率化コンサルタントのオダギリ展子です。今回の着眼点は、前回に引き続き、「自分に合うモノを選ぼう」です。

 前回は、最後に「ホルダーの使い分け法」の一つとして「ギミック(仕掛け)」で選ぶことをご紹介しましたが、選ぶ際に「プラスアルファ」の機能を持ったモノを選んで、それにより何らかの恩恵を受けられるようにするのは非常に良いやり方です。

 「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律(働き方改革関連法)」の3本柱の一つに「長時間労働の是正」が挙げられていますが、「プラスアルファ機能」を持った文具の中にはこれを簡単に実現できるモノもあります。

 具体的には、以下の事例があります。

・「速乾性」のあるのり、ペン、スタンプ台 → 早く乾く ⇒ 時短

・ノック式のキャップレスペン → キャップの開け閉めの時間が発生しない ⇒ 時短

・机からつまみ上げることが簡単にできる定規 → サッと取り出せる ⇒ 時短

・結ばずに書類がとじられるつづりひも → つづる際に結ぶ必要がない ⇒ 時短

 このように、全て時短=長時間労働の是正になるのですから、利用しない手はないでしょう。

 同様に、それ一つで多機能・多目的に使えるアイテムを選ぶのもお勧めです。こちらも幾つか例を挙げてみましょう。

・スマホスタンドにもなるタッチペン

・ボールペン付きスタイラス

・ペンスタンドも兼ねているメモブロック

・スマホスタンド付きケーブル収納ケース など

 便利なのはもちろんですが、手持ちアイテムの所持数が少なくなると、探す、選ぶ、整理整頓する手間まで減らせるというメリットも発生します。

 また、「ある目的を持ったアイテム」を異なる対処法で解決する複数の文具から選ぶというのも面白いやり方です。具体例としては、「紙をめくりやすくする」アイテムとして、これまでは「この方法しかない」と思ってずっと「指サック」を使っていたのに、調べてみると「すべり止めクリーム」や「テープ」「水で濡らすタイプの紙めくり」などのアイテムもあったので選択肢に加える、ということです(図参照)

目的に合うアイテムを幾つもの選択肢の中から選ぶ
目的に合うアイテムを幾つもの選択肢の中から選ぶ

 このようにして、自分で発掘したこれまでと違うタイプの文具を使うことで、日々の作業のマンネリ化を防ぐことができるかもしれません。

 なんだか、皆さんと一緒に文具を探しに行きたくなってきましたが、文具を選ぶときは自分に合うモノを選ぶのはもちろん、以下に記した選び方があることも頭に入れて選んでみてください。

・「プラスアルファ」の機能を持ったモノを選んで、それにより何らかの恩恵を受けられるようにする

・それ一つで多機能・多目的に使えるアイテムを選ぶ

・「ある目的を持ったアイテム」を異なる対処法で解決する複数の文具から選ぶ

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