【北欧の教育最前線】教室のおしゃれ家具の裏事情(後編)

子供たちが使う家具には高い安全性が求められる。また、その多くは税金で購入されるために、ぜいたくは許されない。一方で、機能性を重視するあまり、無機質で味気ないものになったり、頑丈さを重視するがゆえになかなか壊れず、いつまでも買い替えられずに時代遅れになったりしてしまうこともある。

カーペットの掃除に多額の税金
エンショッピン市では昨年、学校の掃除に年間1100万クローナ(約1億3000万円)を支出した。これは教員20人分の給与に相当する。市の学校には布製のソファやカーペットが約5000点あり、清掃員は毎日これに掃除機をかけなければならない。

アレルギーを持つ子供たちもいるため、学校の清掃には厳しい基準が設けられている。地元新聞では、学校におしゃれな布地の家具が必要なのか考え直すべきだという意見記事が掲載された。
「家具スキャンダル」
ラホルム市の基礎学校では、昨年から「家具スキャンダル」が報じられている。……

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