
この連載の一覧
・北欧の教育最前線男女別のクラスで平等を促進
ヤットリ・モデル(Hjalli-model)と言われる教育方法は、1989年にマーガレット・パラ・オラフスドッティル氏によって始められた。現在では国内で14のプリスクールと3つの小学校がヤットリ・モデルを導入しており、一大チェーンとして運営されている。海外にも同モデルを導入する園がある。この教育方法の特徴は、男女別のクラスを編成し、それぞれに「埋め合わせ」の教育を提供することだ。例えば、女の子には、勇気と自信をもって、自分の言葉ではっきりと意見を言うことを学ばせる。同校のウェブサイトには、机や窓枠から思い切って飛び降りる女の子たちの写真が掲載されている。
一方、男の子には、お互いを思いやり、やさしくすることを学ばせる。……
この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。