授業時数の在り方の検討 義務教育9年間を見通した考え方で

教育新聞論説委員 工藤 文三





中教審への諮問と授業時数の在り方

4月17日に、文科相は中教審に対して「新しい時代の初等中等教育の在り方」について諮問をした。

諮問内容は大きく四項目で構成され、第一に掲げられたのが、「新時代に対応した義務教育の在り方」である。この項目は、四つの内容からなっているが、その一つに次の内容が示されている。

「教科担任制の導入や先端技術の活用など多様な指導形態・方法を踏まえた、年間授業時数や標準的な授業時間等の在り方を含む教育課程の在り方」
ここで「標準的な授業時間」が何を指すのかは分かりにくいが、いずれにしても、教科担任制や先端技術を活用する指導形態を踏まえたとき、授業時数の在り方が課題になるとの問題意識と理解できる。……

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