国内でも感染者が増加している新型コロナウイルスの変異株について、国立成育医療研究センターは5月7日、子供向けに変異株に関する正しい知識をまとめた解説資料をホームページで公開した。
小児感染症学が専門で、同センター生体防御系内科部感染症科診療部長の宮入烈医師が監修した同資料では、Q&A形式で、変異株の特徴や感染防止対策について図解。漢字には読み仮名が振られるなど、小学校低学年でも理解できるようにしている。
例えば、変異株の子供への感染のしやすさについては、そもそも変異株がそれまでの新型コロナウイルスに比べて1.7倍の感染力があり、子供だけでなく大人も含めてかかりやすいこと、子供が変異株に感染した場合でも、これまでの症状と変わらないとされていることを説明。感染予防は従来と同様に、小まめな手洗いやマスクの着用、密にならないことだと強調している。
資料は国立成育医療研究センターのホームページからダウンロードできる。