子どもたちの困難さは話題になりますが、先生たちの困難さはあまり深い議論の対象になっていないのではないかと思います。もちろん、以前よりも働き方改革は進んでいます。教員の労働時間を正確に把握し、過労を防ぐためにタイムカードを導入して出退勤時間を記録する学校が増えています。また、部活動の指導時間を短縮したり、通知表の回数を減らしたりするなど、事務作業の軽減に取り組んでいる学校もあります。さらには教員以外のスタッフを雇用し、事務作業や部活動指導をサポートすることで、教員が授業に集中できる環境を整える努力も見られます。当然、ICTの活用により業務効率を向上させる取り組みも進められています。