植草学園短期大学特別教授
配慮を要する子ども(良さ・得意を含む)の「ないと困る支援」をあらかじめ把握して、どの子どもにも「あると便利で・役に立つ支援」に発展させるUDは、まさに「事前支援」の理念・方法論である。その意味で、「引き継ぎ」は極めて重要な鍵を握る。短期的には、「読み困難」への「気付き」にも視点を当てた「就学時健診」の充実、進級に際しての「引き継ぎ」の徹底、それらを踏まえた「学級編制」などが挙げられる。
前回に続き、授業のUD(ユニバーサルデザイン)について具体的な方策を紹介していく。
前回まで学級経営のUD(ユニバーサルデザイン)について述べてきたが、今回からは授業のUDについて具体的な方策を紹介していく。
前回に続き、学級経営のUD(ユニバーサルデザイン)について具体的に解説していく。
今回から3回にわたり、学級経営のユニバーサルデザイン(UD)について具体的に解説していく。....
図を見てほしい。楕円(だえん)は学級経営・授業づくりの包括力を示している。上の図のAさん、Bさんは現時点では何らかの配慮を必要としている。これまでの特別支援教育の発想では、「Aさんに対して個別的にどのように支援を…」と検討されがちであった。
教科書36㌻の問題の4番をやります」と指示すると、「先生、何て言ったのー!」と問い返す子どもの姿が見られる。努力してもうまく聞き取れない子どもがいる。聴覚的な記憶の箱が小さく、一度に2つの指示(36㌻を開く+4番を見る)がうまく頭に入らないのである。
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