京都市立修学院小学校教頭
最終回となりました。さまざまな場面でのしつもんについて述べてきましたが、今回はしつもんを使う教師の在り方についてまとめます。 単純にしつもんするだけでは、この実践は思うようにいかないこともあります。また、同じしつもんをしても、子どもの発達段階によって出てくる答えが違うこともあります。
多くの教室で「いいところ見つけ」が行われています。低学年の帰りの会などでも、「今日のキラキラさん」というようなすてきな取り組みをよく見掛けますし、私自身もそのようにしていました。ところで、なぜ「いいところ見つけ」をするのか、考えてみたことはありますか。このことを説明するに当たって、次のしつもんに答えてみてください。
今回は目に見えないものを見えるようにすることについてお話ししたいと思います。まず、次のフローをご覧ください。
今回は、子どもたち自身がしつもんによって、引き出される思いや考えが変わるということを紹介します。ここではワークをしてもらいます。3人一組になってもらい、AさんBさんCさんをそれぞれ決めてもらいます。そして以下のような場面設定をします。
今回は柔軟な思考を引き出すしつもんについてです。「子どもたちの自由な発想を楽しみたい」と思いながらも、「好きにしていいよ」「どんなことでもいいよ」と声掛けをしてもなかなかうまくいきません。
第5回目は、発見を楽しむしつもんについてです。教科書には学習に必要な写真や絵が載っています。それらをよく見ると、さまざまな発見や驚きがあります。
今回は書く力を引き出すためのしつもんについてです。連載をしている私自身、書くのが大の苦手でした。私が書いた小学校の卒業文集は、作文の悪い例として使うことがあるほどです。どうやって書けばよいのか、以前は自問自答する日々でした。それが今では書くことを楽しんでいます。
第3回目はいよいよ実践のお話です。しつもんを進めていくには「聴く」ということが本当に大切です(ここでは「聞く」ではなく、耳と目と心をいっぱい働かせている「聴く」とあえて表記しています)。聴く力をより引き出すために聴き方のポイントを示します。
今回はしつもんメンタルトレーニングを活用するに当たっての心構えについてお話しします。 武道にそれぞれ固有の「構え」があり、柔道であれば技をかわすことができるのと同様に、しつもんメンタルトレーニングにおいても、しつもんをする側と回答する側の双方に「構え」が必要になります。その構えとは「心構え」であり、次の3つのルールがこれに当たります。
突然ですが、人は1日に何回自分にしつもんしているか知っていますか?「何からしようかな」「どれから食べようかな」「何を着て行ったらいいかな」など、実は行動を起こす前に自分に1日2万回もしつもんしているのです。
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